社会人としての出発日

 今日は4月1日です。
どこの会社もそうだろうと思いますが、今日はKONOIKEでも入社式を行います。新入社員にとって記念すべき大事な日であり、社会人としての旅立ちの日です。また、お子様をずっと大事に育てて来たご両親にとっても、嬉しいちょっと寂しい日、でもあります。また、KONOIKE第7期の初めの日です。今回はこの記念すべき日に、新入社員としての心構えを、すこし述べたいと思います。
 私の経験からしてもそうですが、自分が好きな職業に就職できる人は稀であり、ほとんどの人は多分、違った職業に就いたのではないでしょうか。現在のような就職氷河期であれば尚更のこと、就職出来ただけでも恵まれたと、考えざるを得ない環境にあります。そこで私もそうでしたが、こうなったら割り切って、就職出来た職業を好きになるよう努めることです。仮に学生時代に考えていた職業でなくてもいいんです。今ここで働くことで、新しい自分を発見出来るかも知れないし、あるいはどんな職業が自分に向くか判っていない若い時代にあっては、とりあえず、必死になって仕事に取り組むことが、後の人生にとって大事なことだった、と気付くことになります。初めて就職したわけですから解らないことだらけでしょう。先輩たちの話や経験を素直に良く聞いて、これからの長い人生の出発にして欲しいと思います。まずは就職した職業を好きになること、あるいは好きになるよう努力することです。  
    
 ここで成功した先輩の話として齊藤孝さんの談話を紹介します。齊藤孝さんは1960年に静岡県に生まれ東京大学法学部を卒業され、現在は明治大学の文学部の教授をされています。著書も多くありテレビにも多く出演されています。プレジデント2010年4月12日号の中から抜粋して紹介します。
《 もちろん、僕も最初から今のように本を出せたわけではありません。自分の考えだけを表現しようと思っているうちは、仕事がありませんでした。それを180度方向転換し、ほかの人の要求に応えるために仕事を始めたら、いいほうに回り始めた。今は「もっとシンプルに考え、頭や心をすっきりさせることで幸せになれる方法」を多くの人に伝えたい。ビジネスでも同じ。自分が何をしたいかより、会社や顧客が何を求めているかを考えて行動する方がうまくいくと思います。社会では自己実現したい人よりも他者実現出来る人が求められているからです。そうすれば、やがて本来やりたかったことに結びついてくるでしょう。 》           
 もう一人、同じプレジデントの中に載っていた、ファミリーマート上田準二社長の言葉を紹介します。上田準二社長は1946年秋田県に生まれ、山形大学文理学部を卒業され伊藤忠商事入社後、2002年より現職に就いておられます。「本を読む人ほどいい仕事が出来る」というタイトルの中から抜粋します。
《 就任以来、私は「元気、勇気、夢」という言葉を掲げてきました。仕事とは厳しくて大変なもの。しかし、だからこそ楽しくやりたい。元気を出して自分から動けば楽しくなる。問題には勇気をもって真正面から当たる。そうすれば夢に繋がる。平易な言葉ですが借り物ではありません。私の過去の経験から自然と湧き出てきた言葉ですから、確信があります。仕事に追いまくられる日々では、なかなか本を読む時間は持てないと思います。また手に取るとしても、仕事に直結するビジネス書になりがちでしょう。しかし咄嗟の判断を助けるという点で、小説を読むことは大きな助けになります。僕は本を読む人ほど、いい仕事が出来ると思うんですよ。 》
 人生に成功した先輩の皆さんの言葉は、それぞれ含蓄があります。良く噛みしめ、心底、腹の底から理解出来るまで味わいたいと思います。新入社員の皆さんを始め、若い方たちは前途洋々です。大きな夢に向かって、まずは目の前のやるべきことを、真剣に好きになるまでやりぬきましょう。

素晴らしい未だ見ぬKONOIKEに会う為に今頑張ります