王様のご命令

 表題は「ノートルダム清心学園理事長」「渡辺和子先生」が著せられた
「置かれた場所で咲きなさい」
の中にあった言葉です。
渡辺先生は
1927年北海道旭川市に生まれました。
9歳の時に、当時日本陸軍教育総監だった父「渡辺錠太郎」226事件に遭遇し、青年将校に射殺されたのを目の当たりにしました。
その後
18歳でキリスト教の洗礼を受け、聖心女子大学から上智大学大学院を修了しました。
アメリカに留学しボストンカレッジ大学院で博士号を取得し、
36歳という異例の若さで岡山県のノートルダム清心女子大学の学長に就任、その後長きにわたり教壇に立ち、学生の心を支え指導して来ました。
その間多くの著書を世に出し、人としての生き方を教えています。

そんな渡辺先生が修道女を志して、修練をしていた時のエピソードを紹介しています。

《 その日は夏の暑い午後だった。私は割り当てられていた配膳の仕事を食堂で果たしていた。百数十の皿、コップ等を長机の上、パイプ椅子の前に一つ一つ並べて行く仕事を、沈黙のうちに手早く行っていた時であった。
突然
「あなたは何を考えながら仕事をしているのですか」と問いかけられ、振り向くと、そこには厳しい顔をした修練長の姿があった。
「別に何も」と答えた私は
「あなたは時間を無駄にしている」と叱責され、一瞬戸惑いを隠せなかった。
命ぜられたことを、命ぜられたようにしていたからである。
修練長は、そんな私に今度は優しくさとすのだった。
「時間の使い方は、そのまま命の使い方なのですよ。同じ仕事をするなら、やがて夕食の席に着く一人一人のシスターの為に、祈りながら並べて行きなさい。」
何も考えないで皿を並べるなら、ロボットの仕事と同じだ。
「つまらない」と考えて過ごす時間は、つまらない人生しか残してゆかない。
同じ時間を費やすなら、一つ一つの皿を並べる時に
「お幸せに」と、私にしかこめられない愛と祈りをこめて並べて、初めて私は愛と祈りの人生を送れるのだということを、その日、その時、教えられたのだった。
生きて行く上では、嫌な事、したくないこと、欲しくないもの、気に入らない相手など、数々の自分にとって
有り難くないものごとに向き合わないといけないことがある。
つまらない仕事を、つまらなくない仕事に変える術を、若くして修練院で教えてもらえたことを、私は感謝している。
「幸せはいつも自分の心が決めるのである。」
私達は環境の奴隷ではなく、環境の主人となり得る人間の尊厳を取り戻さなければならない。 》
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『王様のご命令』は渡辺先生推薦の小学6年生の女子の詩です。
《 「王様のご命令」と言ってバケツの中へ手を入れる。「王様って誰?」「私のこと」バケツの水はとても冷たいけど、廊下をきれいにしなければならないと、私の心の王様が律している。 》
これは何を言いたいのか。
他人から命令されるのではなく、自分の正しい部分の気持ちを正直に大切に行動する。それが、自分が成長しながら社会にも会社にも影響を与えることになる。
まだまだ勉強しなければなりませんね。
長い夏休み、お互い
刃を研ぎましょう

     『  素晴らしい未
だ見ぬKONOIKEに会う為に今頑張ります。 』
                                             
以上