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データと賃貸経営

今回は、賃貸住宅の入居期間に関するデータを
ご紹介します。
参考にするのは、財団法人日本賃貸住宅管理協会(通称:日管協)が
まとめた「賃貸住宅景況感調査」から平均居住年数についてです。
これによると、単身者の入居期間は2年~4年未満が最も多く、4年以上と
なると激減します。
割合的には
           学生           一般
1年~2年未満    約21%         約16%
2年~4年未満    約74%         約70%
4年以上       約 5%         約14%
例  1棟  12戸  RC造  1R  とすると・・・
RC造のマンションを35年使用する場合、新築から取り壊しまでに
1部屋当たり10回程度の入居者入替が行われる計算に。
さらに戸数が12戸あれば、120回程度の入退去があることになります。
1回の入退去時の広告料費用とリフォーム費用をあわせて10万円としても、
総額1200万円の費用が掛かる計算です。(当然、リフォーム代が5万円で
納まらない場合や、設備品の取替、法定点検、税金等の費用も掛かりますが、
ここでは省きます。)
計算してみると
年間平均コスト   1200万円÷35年≒34万3千円   
月額平均コスト   34万3千円÷12ヶ月≒2万9千円   
月額部屋コスト   2万9千円 ÷12戸≒2,400円   
という数字がでてきます。
賃料のおよそ5%がこのような費用に充てられる計算ですが、
空室期間や賃料変動を考慮すれば、さらに高い割合になるでしょう。
借り手市場の現在において、地域によっては需要と供給のバランスも
崩れ始め、賃料の値下げ競争により苦しい経営を強いられているオーナー様も
多いのではないでしょうか?
最近は、インターネット検索を行うと様々な情報が溢れています。
その中には、似たような問題に直面しながらも、解決し安定した
経営手にしたオーナー様も数多くいるはずです。
まずは一緒に問題点を整理し、対策を検討してみませんか?
なお!
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