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相続税を支払う人が増えそうです。


こんにちは。
昨夜は自民・公明・民主3党にて2013年の税制改正を巡っての協議が行われました。どんな結果になったのかと気になる所ですが・・・
◎基礎控除が縮小されます。
  ◆改正前…基礎控除5,000万円+1,000万円×法定相続人の数
  ◆改正後…基礎控除3,000万円+600万円×法定相続人の数
  例)相続課税額1億円、法定相続人3人の場合(配偶者あり)
 
   ◆改正前…基礎控除額…8,000万円
        相続税納税額…100万円
   ◆改正後…基礎控除額…4,800万円
        相続税納税額…290万円
  つまり、改正前は100万円支払えば良かった物が、改正後は約3倍の290万円の支払いに。
  いままで相続税支払い対象では無かった方が、相続税を支払わなければいけなくなる可能性が大変高くなってしまうということです。
◎相続税にかかる税率が変わります。
  ◆改正前…税率は6段階。
       相続財産のうち6億円を超える部分…50%
       相続財産のうち2億円を超し3億円までの部分…40%
  ◆改正後…税率は8段階。
       相続財産のうち6億円を超える部分…55%
       相続財産のうち2億円を超し3億円までの部分…45%
 
  つまり、相続財産が多い人ほど、税率が高くなる、と言う事です。6億円以上の相続財産がある人は、半分以上が税金として採られてしまうんですね。
◎自宅の評価が下がる面積が増加します。
  亡くなられた人が住んでいた家がある敷地に関しては、評価額を本来の2割にしてくれる減税措置がありますが、その対象となる土地の面積が変わります。
  ◆改正前…240㎡
  ◆改正後…330㎡
  ※但し、評価の減税には条件があるので注意が必要です。
その他にも、税制改正にて様々な内容が協議され、24日発表の税制大綱に記載される予定です。今後も新聞・ニュース等で確認をしていきましょう。
今後は相続税改正の影響で相続税対策として生前贈与が増えたり、土地の売買やマンションの建設等が増える事が予想されますが、専門家に相談する事をお勧めします。普通に生活しているだけではあまり知られていない相続税対策の効果やテクニックを、プロは沢山知っており、教えてくれます。
保険、税理士、不動産会社、建設会社、弁護士等…様々な面から相続について考えてみるのはいかがでしょうか。その中には是非KONOIKEも入れて下さいね。KONOIKEでは、不動産を活用した相続税対策や、実際の相続の成功例・失敗例等、様々なアドバイスやお話しが出来ますので、当社のセミナーに来ていただいたり、ご相談に乗らせていただいたりしてお客様との信頼関係を築いて行けたらと思います。